【新】大学4年間を振り返ってー学部2年生編ー

前回は、学部1年生の全く無知だった時期のお話でした。今回は、学部2年生です。大して成長はしていませんが(笑)、ほんの少し進歩がありました。

 

 

スペイン1ヶ月ー巡礼の旅ー

 

大学のスペイン語の授業で、ビルバオという都市とアスレティック・ビルバオという魅力的なクラブを知った僕。それに完全に目を奪われた僕は、もはや止まることはありません。「現地に行くことはできないかなー?」と思い始めていました。勿論、その時には1人で航空券のチケットなんてとったことはなく、何もかもが初めてでした。

 

 

 

そんなことを考えている矢先、東京に住んでいる姉からこんなものを教えてもらいました↓

 

 

www.camino-de-santiago.jp

 

 


Cami no de Santiago. 直訳すると、「サンティアゴへの道」。日本では、「スペイン巡礼の道」という名で知られています。姉貴が言うには、どーやらこれをやって人生がガラッと変わったという経験をする人が多いらしいとのこと。東京のエリート大学に進学し、生き方をとても尊敬している姉貴からのお達しであったため、この「スペイン巡礼」というやつを徹底的に調べることに。手始めに、まずは大学のスペイン語の先生に。すると、

 

 

 

 


先生「アー、トテモユウメイネーソレ。シャビ(僕のスペイン語のニックネーム)モイッタライイヨ、ビルバオトオルシネ…

 

 

 

 


僕・心「へー、そうなんだ…ん?ビルバオも通る?笑

 

 

 

 


そう、このビルバオも巡礼の旅のスポットになっているのです。そこからはもはや即決でした。大学1年の12月に決断し、貯金もなかった僕は、来年の夏までに返すからと言う条件で親からお金を借りました。そして、「先に航空券買っちゃえぇぇぇぇぇ!!」という軽いノリで初めて1人でトルコ経由・ビルバオ行きのチケットを購入。お金を稼ぐ手段も持ち合わせていなかったので、焦ってアルバイトを始めたことも懐かしい(笑) それからは、大学2年の8月までにお金を貯めなければならないとバイトばかりしていました。ところが、そのバイトが不思議と苦ではなく、昼の15:00~21:00でビジネスホテルのフロントを行い、そこから続けて22:00~6:00でコンビニの夜勤スタッフをするという生活を週3くらいで普通にやっていました(笑) 

 

 

 

サッカー大国スペインに俺ごときが行けるんだー!

 

 

 

という興奮からか、本当に寝ずにお金ばかり稼いでいました(笑) この経験から、雇用される側にいては結構理不尽な状況に置かれることがあるんだという事実を学ぶ…笑

 

 

 

そして待ちに待っていた大学2年の8月。僕は、1ヶ月間スペインを堪能しました。最初の2週間巡礼を経験し、あとの2週間はビルバオをよく観たりバルセロナを初めて訪れたりしました。初めてバルセロナのスタジアム、カンプ・ノウを見たときの感動は忘れられません。

 

 

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(カンプ・ノウ @スペイン・バルセロナ)

 

 

そして、何より印象に残ったのはやはり巡礼での経験。心から多くの人に経験してほしいと思うのですが(男より女の子の方が多かったです僕の時は)、多人種、老若男女がただただスペインの西に向かって歩くという、一見やってることはクソつまらないやつです(笑)

 

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(こういう大自然の中をひたすら歩く)

 

ところが、これは実際に経験した人しか分からないのですが、だからこそ人間の温かみに触れたり、自分の人生観を根底から覆される思いをすることができるのです。

 

 

 

あまり喋りすぎると面白くないので、興味のある人はぜひ行ってみてください。というか、僕自身も実は全行程を歩いたわけではないので、途中で止まってしまっています。全部歩きたいなと思っているので、「うわー行ってみたい!」と思った方は、是非一緒に行ってみましょう(笑) 全力でオススメしておきます。これだけは伝えておきたいのが、僕がこの巡礼から学べた大きな見地は、

 

 

 

 


「人生は、人との競争から逃れることで幸せになれる」ということです。

 

 

 

 

成人式→襲いかかる不安

 

夏に刺激的な経験をした僕でしたが、そこからまさかの事態に…

 

 

大学2年生の1月に、成人式がありました。その成人式が僕はとても楽しみで、20歳という節目にとても高揚感を覚えていました。その高揚感のまま広島に帰ってきて、1月…2月…と時間が経過して行った時に…

 

 

「…あれ、待てよ…このままいくと来年の今頃には就活とかいうやつをして…る?ん?」

 

 

と、将来への強烈な不安を感じ始めました。恐らく僕の場合は、目の前のことに必死に打ち込んでくるだけの人生だったので、初めて未来の現実的なことが目に入ってきたんだと思います。別になんのトラブルもあったわけではなかったのですが、僕にとってこの時期は今振り返ると非常に辛い時期でしたが、同時に自分と必死に向き合ういい時間になりました。

 

 

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(まさにこんな感じ)

 

 

そんな風に閉じこもって悩み始めたせいか、この時期にインフルエンザa型b型どちらにもかかり、蓄膿症も合併して引き起こしました。周りの友達が先輩の卒業式に出たり、追い出し会通所追いコンと呼ばれる行事に参加しているのをみて、とにかくうなだれていたことを思い出します(笑) しかし、今振り返ると、先ほども「いい時間だった」と書きましたが、

 

 

「なんで俺ってこーなんだ…」

 

「なんでこんな生き方しかできないんだ…」

 

「俺って、何のために生きてんだ…」

 

 

というように、とにかく自分に尋ねる時期って結構意味がある気がします。なぜなら、自分の嫌なところを全て重箱の隅までついてついて、つきまくって考えるということなので。「自分が思う自分の嫌なところを知る」ということが、自分を理解するということだと僕は思っています。この時期があったからこそ、逆に今のやかましい、うるさい、少し天然なところに自信が持てます(笑) この時期は、僕にとって本当に大切な時間になりました。

 

 

 

読書との出会い

 

 

また、この病み期から抜け出せた1つのきっかけとして、「読書との出会い」があります。この時まで、本を読むなんてことは授業などで強制でない限り一切していませんでしたが、これ以降没頭することになります。

 

 

 

なぜ「読書」だったかはちょと思い出せませんが、僕が伝えたいのはなんか1つの本に出会って人生が変わったとかそんな綺麗事ではありません。よくそういうのききますが、よく意味が分かりません。ただ一冊本読んだだけで「はーい、おしまい」で人生が変わるわけがない(笑)

 

 

確か僕は、「レバレッジ・リーディング」という本を読んで、その内容に衝撃を受けて本にはまりました。その本は、「本の読み方について書かれてある」本です。ここでは内容について割愛しますが、興味のある人はぜひブックオフオンラインか何かで購入検討してみてください。中古でもしかしたら¥108で手に入るかもしれません。

 

 

この本に出会えて良かったのは、「自分の読書に対する価値観が180度変わった」ということです。それによって、

 

 

あ、俺が知らない面白いことって、たくさんあるやん!

 

 

と、自分が真に無知であることを知ることができましたここが1番デカかったと思います。今でも、例えばブログを書きながら

 

 

 

あー、こういう書き方もあるんだ!このデザインどーやってやってんだろー?」

 

 

 

と、日々探求→実行の毎日です。実際、これによってPV(page view)数も変わってきています。このように、僕は読書によって「僕自身の価値観」をいい方向に揺さぶることができました

 

 

 

まとめ

学部2年生編、以上です。楽しくも辛くもあった時期ですが、今振り返ると僕にとって本当に大事な1年でした。

 

 

続いては学部3年編。ここからは、結構な変わりようを経ていきます。と同時に、ちょっぴり刺激が強すぎる経験もします(笑)乞うご期待。

 

 

 

かずにすた