サッカーから見る「既成概念」の消滅。-Part 1-

どうもこんにちは、かずにすた こと Kazuya です。

 

相変わらずのバルセロナでの刺激的な日々を送っております。そんな今回は、少しひねくれた記事!笑 (飽きずにどうかお付き合いを。笑)

 

 

サッカーから見る「既成概念」の消滅。

 

 

どういうことか。笑 簡潔に言うと、最終的に書きたいのは「当たり前のことなんてこの世にはないよ」ということです。これを、あるサッカーの試合を見ているときに考えさせられたので、「サッカー好きな人」にはもちろん「サッカー別に詳しくないわ」という人にも分かるように綴りました👍

長くなりそうだったので、2回に分けます!

衝撃的だったサッカーの試合

まずこの記事を書こうと思うキッカケになった試合がこちら↓

f:id:kazu-soccer-0527:20180427193716j:plain

現地時間:2018/4/24にイギリスのリバプールで行われた欧州CL(欧州最強クラブ決定戦)のLiverpool FC(イギリス)VS AS Rome(イタリア)の一戦。いつもの通り語学学校が終わって、「あ、今日サッカーあるやん、みよっ」と思ってゆったりくつろいで見ていました。数日前にあったまだ記憶が新しい試合ですが、僕と同じように衝撃をうけた方々も多かったのではないでしょうか。写真にも映っていますが、数字に注目。

f:id:kazu-soccer-0527:20180427193716j:plain

                  5-0.............5-0!!!???

 

最終的には、90分間の試合が終わって5-2でLiverpool FCの勝利。圧巻の勝利でした。実は後半の70分間以降は見ていないので最後らへんは分かりません(笑)お許しを、、笑 しかし、5得点というのはサッカーではなかなか珍しいもの。それにさらにすごいのは、この試合がヨーロッパの最強クラブを決める大会の準決勝であったこと。AS Romeも、実は僕のゴリ押しクラブであるFCバルセロナ(スペイン)を破って準決勝にあがってきた実力のあるクラブ。そのクラブを相手に5得点を決めたLiverpool FCはホントに凄かった。

またこの試合が行われたのはLiverpool FCのスタジアムだったため、サポーターの盛り上がりも最高潮。Liverpool FCにとってはホントに素晴らしい結果が得られたのだと思います。

しかし かずにすた はこの試合を見ていて、「Liverpoolのサッカーは普通じゃないな」と感じました。ただ強いだけじゃない、「システム的なものが違う」と。そしてそれは、「選手のそれぞれの位置」に関係があるなと。

Liverpool FCの奇妙な陣形

Liverpoolのサッカーがただ強いだけではなく、「普通じゃない」と感じた理由が「選手のそれぞれの位置」に関係があると言いました。これについて少し説明します。

サッカーは、GK(ゴールキーパー)、DF(ディフェンダー)、MF(ミッドフィールダー)、FW(フォワード)といった感じで、大まかに選手の役割が分かれています。そして、この選手の役割がうまく割り当てられ、かつチームとして機能するようにあるきまった陣形を敷きます、俗にフォーメーションと呼ばれているものです。

f:id:kazu-soccer-0527:20180427184240p:plain

↑こういうやつですね

写真では、日本代表のある試合のフォーメーションをあげましたが、これは広報からDFが4人、MFが3人、FWが3人の4-3-3と呼ばれるフォーメーションです。他にも、MFの選手を増やすなら4-4-2、守備を重視したいなら5-4-1、といった感じで監督次第で色々なフォーメーションが使われています。

実は、かずにすたにはこの試合を見て、このフォーメーション、特に「選手がプレイしているエリア」がとても興味深く映ったのです。さて、どういうことか。

試合前の情報によると、Liverpool FCはこの試合で、4-3-3の攻撃重視のフォーメーションを採用していました。しかし、試合を見ていると、「あれ、DFは4人じゃなくて3人じゃね?」と思うシーンや、「FWの3人の内、右のFWの人が真ん中にいるわw」ということがたびたび起こりました。つまり、頻繁に4-3-3→3-4-3になったり、4-3-3→4-2-4になったりしていたということです。

サッカーをやらない人にとってはあまりイメージが湧きづらいかも知れませんが、経験者の人からすると「バランス悪っ」と思わざるを得ません。一時的ならまだしも、一定時間違うフォーメーションが続いたりすると、選手の役割に変化が生じて、とてもプレーがしづらくなる恐れがあります。

この試合のLiverpoolは、そんな恐れをもろともせず、まるで試合の流れを分かっているかのように柔軟にフォーメーションを変えていたのです。果たして、なぜそんな高度なことができたのでしょうか。これは完全に僕の思ったことにすぎませんが、鍵を握るのは「言葉」です。

「言葉」の重要性

先述の通り、サッカーにはフォーメーションがとても大切です。そのフォーメーションを機能させるために、FWやMFといった選手の役割があります。しかし、FWやMFという言葉は、「攻撃」とか「守備」とかいう抽象的な言葉に留まっていて、「実際に選手はどういう位置にいて、どういうプレーをするのか」という具体性に欠けています。これは、日本サッカーの全体的な傾向であると思います。(MFのポジションによっては、ボランチやアンカーなどの言葉がある)

僕もそうでしたがほとんどの選手や指導者が、それぞれの「言葉」が持つ本来の意味を共通認知せずに使ってしまっている場合がほとんどだと思います。それは、FWやボランチセンターバックなどの選手の位置を示す言葉に限らず、クロスやミドルシュートなどの他用語も同じです。

ですが、この日の試合のLiverpool FCは違いました。「このような状況になったら一気に攻撃をしかける」という共通認識があるがごとく、全ての選手がシンクロしてプレーしているかのようでした。そして、元々存在するCBやボランチといった言葉は使わず、「何か新しいより具体的な言葉を用いて、サッカーをしている」ように見えました。

 

・・・・

-----------------------------------------------------------

 

長くなりそうなので、2回に分けます。宜しくです。笑

 

かずにすた